アイシング
アイシングとは?
 アイシングとは氷や水などで、怪我やギックリ腰など炎症を起こしている部分を冷やして、患部から出血している場合の出血量を減らすことを主目的に行う応急処置法の一つ。
 怪我をすると靭帯や筋肉などの組織が壊れて、細胞膜や血管から細胞液や血液が流れ出します。いわゆる内出血です。

流れ出した細胞液や血液は周囲の毛細血管に圧力をかけ、正常な血液循環が阻害されてしまいます。
結果、健康な細胞に酸素が足りなくなったり、栄養素不足にもなり、また老廃物の除去にも支障をきたします。
これを、放置しておくと火事が燃え広がるがごとく範囲がどんどん広がってしまいます。

アイシングの目的と効果
 怪我をして組織が傷つくと内出血をおこし、その周囲の正常な細胞までもが影響を受けて壊死の危険にさらされます。

アイシングはこの細胞の壊死が広がるのを防ぐために大きな威力を発揮します。

 アイシングした箇所は、部分的に毛細血管の透過性(細胞の内部で体液・細胞を通過させ、運ぶ働き)が減少します。
つまり、それにより損傷した血管から流出する細胞液・血液の量が少なくなります。
たとえて言うと、燃えている箇所に水をかけて、それ以上燃え広がらないようにするわけです。

さらにアイシングをした箇所は局所的に細胞の新陳代謝のレベルが下がって、少ない酸素や栄養素で細胞が活動できる環境を作り出すことができます。まだ壊れていない細胞が、過酷な状況でも生き延びられる可能性があがるわけです。

結果、損傷した箇所の腫れや出血を最小限に食い止める効果があります。
火事の消火と一緒で、早ければボヤで済むのです。

 しかし、すでに破壊されてしまった細胞に対してはアイシングの効果はありません。冷やしたからといって早く修復されるわけではないのです。
火事で既に燃えてしまった所に水をかけても、直らないのと一緒です。

アイシングはあくまでも損傷を最小限にくい止め、周囲の健康な細胞に被害が及ぶのを防ぐ手段と考えて下さい。


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